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『プロになるためのWeb技術入門』を読み返したので感想をまとめてみる

投稿日: 2022年12月18日 更新日: 2022年12月18日

カテゴリ: 読書メモ

概要

『プロになるためのWeb技術入門』を読んだので感想をまとめてみます。

目次

前置き

どんな本か

2010年時点でのWebアプリケーションに関わる技術の全体像を解説しています。

それぞれの技術がなぜ生まれたのか背景も含めてとりあげることで、技術同士のつながりも見えやすくなっています。

より具体的には、WWWから始まり、いわゆるMVCモデルからなるWebアプリケーションに至るまでどのような歴史をたどってきたのか俯瞰することができます。

なぜ読んだか

以前にも読んではいましたが、Webアプリケーション周りの知識を復習したいと思ったので、読み返すことにしました。

それぞれの技術がどのようにつながっているのか、頭の中にざっくりとした地図を描けるようになることを目指して読み進めました。

本の構成

2章まではWWWから始まって2010年時点のWebアプリケーションに至るまでの大まかな過程をまとめています。

それ以降はWebアプリケーションの技術を基礎から積み上げていきます。ログイン機能を実現するためにクッキー・セッションを、より効率よく開発するためにフレームワークを、といったように技術を生まれた背景と共に紹介しています。

順々に読み進めていけば、Webアプリケーションを構成する技術への理解が深まるはずです。

読み方

どう読むか

具体的な実装ではなく技術の概念を理解するのが目的だったので、サンプルコードは眺める程度にしました。

その分、CGIはどのように実現されるかなど仕組みを考えてみたり、イメージしづらいときは別途調べることで曖昧なところを残さないよう意識しました。

以上のように読むことで、技術同士のつながりをざっくりとではありますが、イメージできるようになったのではないかと思います。

いつ読むか

Web周りなんも分からん、といったときに全体像を知ることを目指して読むと見えてくるものがあるかもしれません。入門したてぐらいのときに6章をじっくり読むのは厳しそうだったので、6章は流す程度に読んだ方がよいと感じました。

また、Webアプリケーションの開発に少し慣れてきたぐらいに読んでみると、学んできた技術のつながりが見えて更に理解が進むはずです。

ある程度自信がついてきたら執筆時点(2010年)以降に生まれた技術を追ってみたり、各種トピックを別の専門書などで更に掘り下げてみるのもよさそうです。

感想

10年以上前の本ではありますが、今読んでもWeb周りの歴史や基礎を学ぶことができるよいものでした。

ページ数も少なめなので、Web周りの技術をさくっと復習したいときにおすすめです。


記事はGitHubでも公開しています。間違い・よりよい書き方などございましたらIssueやPRを頂けるとうれしいです。

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